平成21年12月17日 Lenti-X システム

遺伝子実験施設では、タカラバイオのご協力によりレンチウイルスベクターのセミナーを行います。
レンチウイルスベクターはHIVウイルスの遺伝子をベースにしており、その取り扱いなどで組換えレベルの議論がありました。
現在では、P2レベルでの実施可能になっており、ベクターや精製方法もかなり改良されており、身近な実験手法になってきました。

そこで、今回は最も新しい第4世代のレンチウイルスベクターをご紹介いただき、精製から力価測定までわかりやすく解説していただきます。
ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

日時 : 2009年12月17日(木) 17:00 - 18:00(質疑含む)
会場 : 山口大学遺伝子実験施設3階カンファレンスルーム
演者 : 安藤 健一 (タカラバイオ株式会社 営業部)
演題 : Lenti-X システムによる遺伝子導入法とその応用

組換えレンチウイルスベクターは、HIV-1ウイルスをもとにしており現在広く使用されており、初代培養細胞、幹細胞、神経細胞、非分裂細胞など広範な哺乳類細胞やin vivoでの遺伝子導入を実現する非常に強力なツールのひとつです。クロンテック社はレンチウイルスベクター、パッケージングシステムから精製、濃縮、力価測定までレンチウイルス遺伝子導入をトータルにサポートしており、特に新たに開発された第4世代レンチウイルス産生法は、Tetシステムを利用することでウイルス産生に必要な遺伝子をパッケージング細胞内で強力に転写、発現させるためこれまでにない高力価のウイルスが得られます。今回はレンチウイルス製品の基本原理から、目的遺伝子発現調節、shRNA発現、タンパク質分解制御Lenti-X ProteoTunerシステムまで、クロンテックの最新のレンチウイルス手法と製品を紹介させていただきます。

なお、当日配布された資料を当施設にて保管しております。資料希望の方は遺伝子実験施設まで連絡お願いいたします(部数残りわずかです)。


動画ファイルはこちら(学内限定)